ウェポンスキルのダメージ+とマルチアタック

ウェポンスキルの仕組み

ウェポンスキルのダメージについて、片手剣のファストブレードを例に簡単に説明をします。
ファストブレードのスペックは以下のようになっています。

スタータス補正(修正項目):STR40% DEX40%
攻撃回数:2回
TP修正:ダメージ修正
倍率:1.00/3.00/5.00

スタータス補正(修正項目)とは
ウェポンスキルを撃った際に、自身のステータスの何パーセントかが武器のD値に加算されます。
ファストブレードは「STR40% DEX40%」なので、WSを撃った際のSTRが300、DEXが200だとすると

STR分:300×0.4=120
DEX分:200×0.4=80
合計:120+80=200

となり、200がD値に加算されることになります。

倍率とは
その数値分ダメージが倍増します。
ファストブレードは「1.00/3.00/5.00」になっていますが、これはそれぞれ「TP1000/2000/3000」の値で、TP量に応じてリニアに変動します。※TP1750なら倍率2.50になる。
ですのでTP1000で撃った場合は1倍、TP3000で撃った場合は5倍のダメージになります。
TP1000では1倍と言っても、前述したスタータス補正(修正項目)でのD値の加算があるため、通常攻撃より若干ダメージは高くなります。

この倍率の増加は一部のウェポンスキルを除いて初段にのみ適用され、2発目以降は1.00で固定です。
TP3000でファストブレード(2回攻撃)を撃った場合、初段(1発目)が倍率5.00で2発目は1.00になります。
倍率が全段に適用される一部のウェポンスキルは「全段倍率」と呼ばれています。

TP修正とは
TPの量に応じてかかる補正で、ダメージ修正やクリティカルヒット確率修正などがあります。
ファストブレードのTP修正であるダメージ修正は、前述した通りTPの量に応じて倍率が増加します。
ですのでダメージ修正以外のWSはTPを貯めても倍率は増加しません。

クリティカルヒット確率修正はTPの量に応じてクリティカルヒット確率が上昇します。
このクリティカルヒット確率の上昇は、多段のウェポンスキルでも全段に適用されます。

ウェポンスキルのダメージ+

装備品などのプロパティ「ウェポンスキルのダメージ+」は初段にのみ適用されます。
そのためウェポンスキルの性能によって価値が増減します。

例1:TP3000でサベッジブレード(2回攻撃、倍率4.00/10.25/13.75)を撃つ場合
WSD+0%:13.75+1=14.75
WSD+5%:(13.75×1.05)+1=15.4375(約4.66%アップ)

例2:シャンデュシニュ(3回攻撃、倍率1.625(全段))を撃つ場合
WSD+0%:1.625+1.625+1.625=4.875
WSD+5%:(1.625×1.05)+1.625+1.625=4.95625(約1.67%アップ)

サベッジブレードなど、初段の倍率が高いウェポンスキルほど効果が大きくなります。
単発WSに効果が大きく、多段WSには効果が小さいと言われることがありますが、単発か多段かではなく全体のダメージにおける初段の割合で判断した方が正確です。

例3:TP3000でアップヒーバル(4回攻撃、倍率1.00/3.50/6.50)を撃つ場合
WSD+0%:6.5+1+1+1=9.5
WSD+5%:(6.5×1.05)+1+1+1=9.825(約3.42%アップ)

例4:二刀流でカムハブリ(1回攻撃、倍率1.00)を撃つ場合
WSD+0%:1+1=2
WSD+5%:(1×1.05)+1=2.05(2.5%アップ)

レリックWSなどは単発でも倍率が低い物が多く、ウェポンスキルのダメージ+よりマルチアタックを上げた方が良い場合も多いです。

マルチアタックと全段倍率のWS

ウェポンスキルのダメージ+とは反対に、初段の割合が低いWSほどマルチアタックの効果が大きくなります。

例1:TP3000のサベッジブレード(2回攻撃、倍率4.00/10.25/13.75)にDAが発生した場合
DA無し:13.75+1=14.75
DA有り:13.75+1+1=15.75(約6.78%アップ)

例2:シャンデュシニュ(3回攻撃、倍率1.625(全段))にDAが発生した場合
DA無し:1.625+1.625+1.625=4.875
DA有り:1.625+1.625+1.625+1.625=6.5(約33.3%アップ)

特に全段倍率のWSはマルチアタックの分にも同じ倍率が適用されるので、効果が大きくなっています。
全段倍率のWSは攻撃回数が同じであれば倍率が違っても伸び率は同じです。

例3:TP3000の闘魂旋風脚(3回攻撃、倍率1.70/2.80/4.50)にDAが発生した場合
DA無し:4.5+4.5+4.5=13.5
DA有り:4.5+4.5+4.5+4.5=18(約33.3%アップ)

コメント

  1. 墨樽 より:

    WSにまつわる装備の考え方がようやくわかりました。
    ありがとうございました。

  2. 匿名 より:

    イオリアンの場合ニャメのBとCで
    どの程度の差がでますか?

    • Bun より:

      イオリアン用のシートは作っていないのですが、レデンサリュートを見る限り差は少なそうですね。
      レデンサリュートの比較は旧ブログの方に記事があります。
      URL:http://vanafratello.seesaa.net/article/481060489.html

  3. 後衛ヴァーン より:

    シェオルCでの戦士で斬属性耐性ない相手に対して
    シャンゴルを使う方が良いか、ウコンバサラを使う方が良いか意見が分かれることが多いですが、いわゆる最適支援(これも意見が別れそうですが)で、アビリティなども全て込みで考えた場合、計算上はどっちが強くなるのでしょう。
    細かい前提条件で変わってくるでしょうがなんとなくでも良いので詳しい方の意見を聞いてみたいです。

    • Bun より:

      どちらの方が良いと明確に言えるレベルの差は出ないんじゃないかと思います。
      計算で出すのは難しいので、実際に試してみて稼いだセグメントの量で判断するのが良いですね。

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